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札幌市にある北海高等学校から
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【講話】2026始業式 校長講話
2026-04-08校長先生から
皆さん、おはようございます。今日から新年度がはじまります。本校は、昨年、創立140周年の年でしたので、今年は、新たな一歩を踏み出す年となります。明日の入学式で新入生を迎え入れ、私たち教職員も皆さんとともに学び、歴史と伝統を受け継いで、さらに発展させていけることを大変嬉しく思っています。良い学校生活を一緒に築いていくことに皆さんの協力を含め、どうぞよろしくお願いします。
さて、新年度のスタートに、今日は「学びの姿勢」についてお話しします。
まず、皆さんは「学ぶ」ということをどのように捉えているでしょうか。「先生から教えてもらうもの」「試験で得点できるために覚えるもの」もし、そのように考えているとすれば、それはやや捉え方が狭く、少しもったいないような気がします。
ここで、有名な科学者の言葉を紹介します。
「学べば学ぶほど、自分がどれだけ無知であるかを知る。
自分の無知を 知れば知るほど、より一層学びたくなる。」
これは、相対性理論で知られるアルベルト・アインシュタインの言葉です。学びの本質は、単に知識を詰め込むのではありません。そもそも人間には様々な欲求がありますが、その中にある「知りたい」、「できるようになりたい」などの学ぶことへの欲求がベースにあって、「自分で問いを持ち、考え、答えをつくっていくというプロセス」にあります。このことを「探究」といいます。
少し想像してみてください。皆さんが本当に幼かった頃のことです。
皆さんは、誰かに教えられているという感覚よりも、周りを見て真似をし、何度も転んでは立ち上がり、繰り返し、試しながら、色々なことができるようになっていったのではないでしょうか。そこには、「間違えることへの恐れ」や「失敗することの恥ずかしさ」は、ほとんどなかったはずです。
私たちは今、授業を通して知識を増やし、理解を深め、さらにそれを応用する力を身に着けようとしています。しかし、その一方で、いつの間にか「学ぶことの原点」を見失いかけてはいないでしょうか。学ぶとは、興味や関心を出発点に、探究心を持って「試し、考え、やり直す」ことです。この繰り返しこそが学びの原点であり、実は最も面白く、価値のある時間です。
これからの社会で求められるのは、正解を多く知っている人ではありません。間違いに気づき、自分で自分をアップデートできる人です。皆さんはご存じのように、本校には、「質実剛健」「百折不撓」の精神が息づいています。何度失敗しても、そこから学び、再び立ち上がる。私は、皆さんが北海生である以上、あらゆる場面で、その過程を大切にしてほしいと心から願っています。
昨日までできなかったことが、今日できるようになる。その一つひとつに、「自分が変わっていく喜び」があります。そして、その喜びを重ねていった先にこそ、確かな成果、目標の達成があります。どうか皆さんには、学ぶこと本来の楽しさを改めて実感しながら、自らの成長を前向きに受け止めてほしいと思います。
この一年が、皆さん一人ひとりにとって、大きく成長する一年となることを心から期待し、今日の私からの話を終わります。

















